2009-01-01から1年間の記事一覧

成長の限界

環境問題について語るときには絶対に避けて通れない本。 400ページの大作で、地球の複雑な「人口-経済-環境システム」をワールド3というシミュレーションモデルを使って12のシナリオで未来を予測している。 既に本書の執筆された2002年には、「人類が…

日本のNPOはなぜ不幸なのか?

この本は現在のNPOに関する法律や事業に関する問題点を指摘している。 NPOに関する法律ができてからもう10年経つが、まだまだ一般の人の理解は少ない。そして変えていくべきことはたくさんある。 特に問題となっているのが、NPO法人の中で税控除が受けられる…

ネットを活用した選挙について

メモとして。 アメリカでは当たり前となっている選挙でのインターネット活用は日本では認められていない。 正確には公職選挙法が古いためもあると思うが、無理やり解釈するとネット活用に関してHPやブログの更新もよくないということらしい。ネット選挙につ…

合衆国再生

アメリカ合衆国大統領、バラク・オバマの力の入った著作。 この一冊でアメリカの政治をはじめ国全体の様々な問題、歴史、政策等が一通り理解できる。 そしてバラク・オバマのビジョン・考え方・人となりのすばらしさが十分伝わってきた。 この本は415ペー…

直球勝負の会社

この本は昨年開業した、「ライフネット生命」というインターネット専門の生命保険会社の社長の出口治明さんが書いています。この保険会社は、20-30代の人の大きな支持を受けて現在も順調に契約数を伸ばしているようです。社長である著者はもともと日本生…

いつか、すべての子供たちに

最近読む本はなぜか英治出版の本が多いです。この本もそう。 海外の本の翻訳も多いですが、いい選択をしていると思います。 この本は、米国のNPO団体であるTFA(Teach For America)の起業から現在までのストーリー。 TFAは全米のトップクラスの大学卒業生を集…

国をつくるという仕事

この本にもやられました。ものすごい本です。 アジアの国のリーダーと著者の情熱のぶつかりあい。強い信念。行動力。涙。 貧困をなくすという使命をまっすぐに実行する著者に圧倒されっぱなしです。リーダーシップというよりは情熱と実行という言葉のほうが…

奇跡の脳

とても面白い本だった。著者(ジル・テイラー博士)自身が脳の専門家(神経細胞学者)であり、突然襲ってきた脳卒中からリハビリをへて立ち直るまでの記録である。このような立場の人が自身の体験を本にできたことがすばらしい。 先日テレビでも放送されてい…

「気が付く」-桑田真澄からのメッセージ

去年メジャーを引退したあの桑田のブログをたまたま見つけた。 「気がつく」 http://kuwata-masumi.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-ea9b.html それを読んで、桑田のまっすぐな思いと、未来の子供達に対する愛情をものすごく感じた。 体力、精神力、技…

宇宙飛行士の選考過程

今日NHKで放送していた宇宙飛行士の最終選考過程。とても面白かった。 http://www.nhk.or.jp/special/onair/090308.html 宇宙飛行士にどういう適正が必要か?どういう人たちが残っていくのか?その実態がリアルに伝わってきた。 適正については、 リーダーシ…