モチベーション3.0

人のモチベーション(動機付け)に関する新しい考え方を示した本。 世の中で一般的に行われているアメとムチの動機付けをモチベーション2.0と定義する。この交換条件付き動機付けでは今後創造的な成果を出すことはできないことを過去の多くの実験データから…

「社会を変える」お金の使い方

もう既に世の中はこの本の指し示す方向に動いていると思う。 これまで寄付というと、たしかに自分も著者(NPO法人フローレンス代表の駒崎氏)と同じく街頭募金ぐらいのイメージしかなかった。だが自分に余裕がある時だけ寄付をしてもらうという仕組みはもう…

成長の限界

環境問題について語るときには絶対に避けて通れない本。 400ページの大作で、地球の複雑な「人口-経済-環境システム」をワールド3というシミュレーションモデルを使って12のシナリオで未来を予測している。 既に本書の執筆された2002年には、「人類が…

日本のNPOはなぜ不幸なのか?

この本は現在のNPOに関する法律や事業に関する問題点を指摘している。 NPOに関する法律ができてからもう10年経つが、まだまだ一般の人の理解は少ない。そして変えていくべきことはたくさんある。 特に問題となっているのが、NPO法人の中で税控除が受けられる…

ネットを活用した選挙について

メモとして。 アメリカでは当たり前となっている選挙でのインターネット活用は日本では認められていない。 正確には公職選挙法が古いためもあると思うが、無理やり解釈するとネット活用に関してHPやブログの更新もよくないということらしい。ネット選挙につ…

合衆国再生

アメリカ合衆国大統領、バラク・オバマの力の入った著作。 この一冊でアメリカの政治をはじめ国全体の様々な問題、歴史、政策等が一通り理解できる。 そしてバラク・オバマのビジョン・考え方・人となりのすばらしさが十分伝わってきた。 この本は415ペー…

直球勝負の会社

この本は昨年開業した、「ライフネット生命」というインターネット専門の生命保険会社の社長の出口治明さんが書いています。この保険会社は、20-30代の人の大きな支持を受けて現在も順調に契約数を伸ばしているようです。社長である著者はもともと日本生…

いつか、すべての子供たちに

最近読む本はなぜか英治出版の本が多いです。この本もそう。 海外の本の翻訳も多いですが、いい選択をしていると思います。 この本は、米国のNPO団体であるTFA(Teach For America)の起業から現在までのストーリー。 TFAは全米のトップクラスの大学卒業生を集…

国をつくるという仕事

この本にもやられました。ものすごい本です。 アジアの国のリーダーと著者の情熱のぶつかりあい。強い信念。行動力。涙。 貧困をなくすという使命をまっすぐに実行する著者に圧倒されっぱなしです。リーダーシップというよりは情熱と実行という言葉のほうが…

奇跡の脳

とても面白い本だった。著者(ジル・テイラー博士)自身が脳の専門家(神経細胞学者)であり、突然襲ってきた脳卒中からリハビリをへて立ち直るまでの記録である。このような立場の人が自身の体験を本にできたことがすばらしい。 先日テレビでも放送されてい…

「気が付く」-桑田真澄からのメッセージ

去年メジャーを引退したあの桑田のブログをたまたま見つけた。 「気がつく」 http://kuwata-masumi.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-ea9b.html それを読んで、桑田のまっすぐな思いと、未来の子供達に対する愛情をものすごく感じた。 体力、精神力、技…

宇宙飛行士の選考過程

今日NHKで放送していた宇宙飛行士の最終選考過程。とても面白かった。 http://www.nhk.or.jp/special/onair/090308.html 宇宙飛行士にどういう適正が必要か?どういう人たちが残っていくのか?その実態がリアルに伝わってきた。 適正については、 リーダーシ…

最近買った本

気がついたら一つ年取ってました。暑くて頭ぼーっとしてます。 最近買った本です。本の整理も大変になってきました。 まずは組織系の本。最近興味あり。最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か作者: ピーター・M.センゲ,Peter M. Senge,守部信之出版社…

コーチング・バイブル!

コーチング・バイブル―人と組織の本領発揮を支援する協働的コミュニケーション (BEST SOLUTION)作者: ローラウィットワース,ヘンリーキムジーハウス,フィルサンダール,キャレンキムジーハウス,Laura Whitworth,Phillip Sandahl,Henry Kimsey‐House,Karen Kim…

使命感と試練

グロービス堀さんのブログから ■試練を乗り越えて歩め−その1)豊かさの中での人間的成長 http://blog.globis.co.jp/hori/2008/05/1_e48d.html 対談をしていた僕は、僭越ながら即座に反論させてもらった。 「豊かさが、必ずしもハングリー精神を奪うものでは…

なぜあの人だと話がまとまるのか?

最近は梅田望夫と田村洋一の本を何度も再読。だんだん考え方が頭に染み付いてきた感じです。なぜあの人だと話がまとまるのか? (アスカビジネス)作者: 田村洋一出版社/メーカー: 明日香出版社発売日: 2004/01メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 116回この…

チベット問題について

最近日本のトップニュースで伝えられるほどチベット問題についてはホットになってきている。 自分も昔ラサを旅してその雄大な自然やチベット仏教の存在感について感じてきた経験から、今回の中国側の対応には心が痛い。自分が見て回った町並みや寺院が中国公…

組織の「当たり前」を変える

組織の「当たり前」を変える作者: 田村洋一出版社/メーカー: ファーストプレス発売日: 2006/12/09メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (8件) を見る久しぶりに出会ったすばらしい本。 「ファシリテーター」「問題…

本の整理

またまた間が空いてしまいました。。 忙しくなっても相変わらず本を読むことだけは手放せない生活ですが、最近自分の読書の整理を以下のサイトで始めました。 Bookboard.jp http://www.bookboard.jp/index.php とても使い勝手がいいです。シンプルでわかりや…

CPCCとなりました

ご報告が遅れましたが、晴れて試験に合格し、CPCC(Certified Professional Co-Active Coach)となりました。これまで応援してくれた家族を始め、周りのみなさんありがとうございました。 これからがスタートとなります。今年はさらに一歩を踏み出す年にした…

自分の長所を書く

最近毎日ではないが、自分の長所、相手の長所を寝る前に紙に書いています。最初は本当に書けないのですが、続けていくと小さなことでも自分のいいところ、相手のいいところが見えるようになってきます。 不思議なのは、それを続けると自分の心が穏やかになり…

イチロー・トークスペシャル(1/22 NHK)

こちらで書いたイチロー・スペシャルの未公開トークスペシャル。今回もじっくり見させてもらいました。 相変わらず言葉一つ一つが深い。なぜかコーチングと関連づけて考えてしまいました。 自分を貫くには、自己評価が一番厳しいものでなければならない。結…

CPCC試験を受けてきました

東京初雪の昨日、これまで学んできたコーチングの成果を見てもらうべく、CPCC(Certified Professional Co-Active Coach)試験を受けてきました。 試験は筆記とオーラルがありました。筆記はともかく、その場でのオーラル(コーチング)試験をクリアするため…

シンクロニシティ & リーダーシップ

久しぶりに面白かった本。シンクロニシティという言葉は「共時性」とか「偶然の一致」という日本語で訳されているけど、この本ではシンクロニシティを通じて真のリーダーシップを探していく旅というか、著者自身の体験を基にした壮大な物語となっている。 リ…

Googleの慈善事業

http://jp.techcrunch.com/archives/googleorg-targets-climate-change-poverty-and-emerging-threats/ とてつもなくお金を稼いでいるGoogleだけど、その利益の1%は慈善事業に投資されているらしい。 向こう5年から10年にかけての同社の慈善活動の中心をなす…

あなたはこのセッションで何に気づきたいのか?

最近コーチング仲間との練習での学びがとても大きい。やっと深いところまで腑に落ちるようになって来た感じです。 先日発見したのは、クライアントがこのセッションで何に気づきたいのか? にコーチが深く耳を傾けるということ。これは最初クライアントが口に…

社会起業家 チェンジ・メーカー

社会起業家という仕事 チェンジメーカー2作者: 渡邊奈々出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2007/11/08メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 48回この商品を含むブログ (30件) を見る本屋でビビッときて買ってしまった。これは2年前にも同様の本が出ていて今…

自分のあり方が相手に反映される

ここ最近のコーチングでよく感じていること。コーチ自身のあり方(Being)が相手(クライアント)にそのまま反映される、ということ。これを本当に肌で感じています。自分のコーチングに対する姿勢がしっかりしていて自信をもってセッションに臨めているとき…

無意識の感覚をどうつかむか?

茂木健一郎の記事がこちらにありました。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20071212/143016/ イチローは自分のバッティングにはいる道のりとか、いろんな所作に厳密なステップがあって、それによって感覚という眼に見えないものを制御してい…

そして、お金の正体とは何か?

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0712/25/news043.html お金はコミュニケーションツールの一つにすぎない。そう、目的ではない、そう思う。 私たちが行うべきは、「いかに得するポジションを見つけだすか?」ではなく、「いかに自らが価値を生み出すか…