宇宙飛行士の選考過程

今日NHKで放送していた宇宙飛行士の最終選考過程。とても面白かった。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090308.html
宇宙飛行士にどういう適正が必要か?どういう人たちが残っていくのか?その実態がリアルに伝わってきた。
適正については、

  1. リーダーシップ
  2. ストレス耐性
  3. 場を和ませる力
  4. 緊急対応能力
  5. 覚悟

が紹介されていたが、ひとりの人間の能力としてはとても幅広い。これらの力がバランスよく求められていることが審査員のコメントでよくわかった。
最終選考に残っている10人とも、その分野では相当能力があり出来る人だと思うが、各分野の能力と共に、やはり最後には覚悟を問われるようだ。NASAで宇宙飛行士達に囲まれ面接するのはかなりの緊張感だと思うが、審査員の「審査する相手が自分の命を託せる仲間かどうかを見ている」というようなコメントが印象に残った。最後はデータでは見えない人と人とのコミュニケーションにおける信頼感、直感などが決め手になるのだろう。
人間である限りその部分は昔から変わっていない気がする。
あともうひとつは選考で選ばれなかった人たちの思いや背負っているもの大きさ、そして悔しさがぐっと伝わってきた。誰かがコメントしていたが、「失敗はよくあることです。また次の夢に向かってがんばります」、その軽さというか、楽天さというか、なんかその言葉に力が抜けた。そう、人生は失敗の連続。また次挑戦するだけなのだ。

自分も昔宇宙飛行士を本気で考えていた頃があったけど、目標をもって突き進むその頃の強い気持ちを思い出した。
今年もまたしっかりした目標と軸を決めて進んでいきたいと思う。